「防人の歌」というのがある。さだまさしの曲である。映画「二百3高地」で使われた魂の叫びの歌で、訴える力のあるさだならではの説得力のある涙を誘う歌である。

 今日、琴音という歌手のバージョンを聞いた。さだのオリジナルバージョンにない迫力のある訴えの声を聴いた。皆死ぬのだということへのストレートな抗議の声のようだった。ものすごい力である。

今日はちょうどローマ人への手紙8章22節、被造物も死んでいくことにうめいている、という箇所を扱っていたので、かなりタイムリーだった。

老いていく悲しさ、病の苦しさ、そして、春も秋も心も魂も皆死ぬのか!

そうなのだ、これが私たちの受ける呪いなのである。まずそれを認めなければならないのだ。

そのうえで、できるなら神を見つけてほしい、それを願うしかない。いや、私たちに神を見つけることはできない。神に見つけていただくことを願うしかない。生と死、その境界の深淵を除いたような寒気を感じた。(5-23-21)